人生の中で「幸せ」とは何かを問い直す瞬間は多くあります。年齢を重ねるごとに、幸せの形が変わり、何を最も大切にするかも少しずつ変化します。
そんな中で、テレビドラマ『続・続・最後から二番目の恋』の主人公・吉野千明(小泉今日子)は、59歳という年齢でも、独身でも「私、幸せだ」と実感します。

こんな幸せなことってあると思いますか?
すばらしいなと思ったので、ちょっと考えてみました。
ゆっくり見ていってくださいね!
59歳、独身、そして幸せ

出典:「続々最後から2番目の恋」第5話
吉野千明は、テレビ局のドラマ制作部ゼネラルプロデューサーとして成功を収めている独身女性。ドラマの世界でプロデューサーとして華々しく活躍し、仕事に全力を尽くす彼女は、私生活においても自由で充実感を感じています。しかし、その幸せは必ずしも一般的に考えられる「結婚して家庭を持つ」というものではありません。
千明にとっての幸せは、自己実現と満足感の中にあります。仕事に情熱を注ぎ、友人や周囲の人々との深い関係を築きながら、日々を有意義に過ごしているのです。結婚や家庭という枠に縛られず、自分の人生を自由に生きることこそが、彼女にとっての「幸せ」なのでしょう。
他者との絆が生み出す幸せ

出典:「続々最後から2番目の恋」第5話
千明の幸せは、孤独ではありません。彼女は、自分にとって大切な人々との絆を築くことによって、本当の意味での幸せを感じています。
彼女の親友であり、かけがえのない存在である荒木啓子(森口博子)や水野祥子(渡辺真起子)との関係は、彼女にとっての安らぎの源です。
また、隣人であり、時には意見をぶつけ合いながらも深い友情を育んでいる長倉和平(中井貴一)との絆も大きな支えとなっています。
一人で生きることが必ずしも孤独を意味するわけではなく、むしろ周囲とのつながりが強く、共感や支え合いを感じられることこそが、千明の幸せを支える重要な要素です。
彼女は恋愛や結婚という社会的な枠組みにとらわれず、まわりの人々との関係を大切にして、自分の幸せを形作っています。
「幸せ」とは選択の自由
千明が59歳で独身でありながら幸せを感じているのは、彼女が自分の人生を「選択」して生きているからです。結婚して家庭を持つことが幸せだと一般的には言われがちですが、千明にとってはそれが全てではありません。彼女は自分がどのように生きたいかを自由に選び、どんな形でも自分の人生に満足しています。
ドラマの中では、千明が仕事に情熱を注ぎつつも、時折自分の将来や生き方について考えるシーンが描かれています。それでも、彼女が選んだ「一人で生きる」選択が、彼女にとっての幸せであることに変わりはないのです。
自分らしく生きるためには、周囲の期待に左右されず、自分が心地よいと感じる道を選び続けることが必要です。
「幸せ」とは心の持ちよう

出典:「続々最後から2番目の恋」第4話
千明が感じる幸せは、物理的な所有物や周囲の期待とは無関係です。むしろ、心の持ちよう、そして自分に正直でいることが、彼女にとっての幸せの鍵となっています。彼女は、他人の価値観や社会的な枠組みに縛られることなく、真に自分が望む人生を歩んでいるのです。
このドラマは、千明の生き方を通して、幸せを求めている人々に対して、自由な選択を促し、人生の中で何を大切にすべきかを問いかけているようです。
結婚や家庭を持つことの幸せを選択するもよし、千明のように「自分らしさを大切にし、周囲の人々と深くつながることで得られる幸せ」を選択するもよし。
それも自由な選択なのです!
まとめ
『続・続・最後から二番目の恋』の吉野千明は、59歳で独身でも、仕事や人間関係を通じて十分に幸せな日々を送っています。
彼女の生き方から学べることは、「幸せ」とは外的なものではなく、内面的な充実感と人間関係の中にあるということ。千明が示すように、幸せは必ずしも社会の期待に従うことではなく、むしろ自分の心に従い、選択し続けることにこそ本当の意味があるのです。

ともママはシングルマザーなので、子供たちが巣立った後のことに思いを馳せてしまいます。
千明のように、ばりばり仕事ができる訳でも、周囲との良い関係を持ち続けることもできないけれど、せめて自分で選択して「私幸せかも」って思えるような人になりたいなって思いました!
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