そばかすも隠さない自然体の杉咲花は海に眠るダイヤモンドの朝子そのもの‼

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今夜の海に眠るダイヤモンドは最終章の幕開けの第8話です。
私が以前投稿した海に眠るダイヤモンドに関係する記事は、斎藤工さんに着目していましたが、今回は杉咲花さんです!

私の大好きなドラマアンメット ある脳外科医の日記 の主演という事もあり、もちろん大好きな女優さんです。
杉咲花さんの可愛さ演技力の確かさを見ていきたいと思います。

女優 杉咲花って?

9歳の頃から子役として活動している杉咲花さん。
湊かなえの夜行観覧車の遠藤彩花役では自分の中に抱える鬱屈を爆発させてしまう思春期の女の子を見事に演じていました。
私も記事にしたことがある小泉孝太郎さん主演のペテロの葬列のシリーズの名もなき毒でも古屋美知香 役で出演されていて、比較的若い頃から拝見していた事に改めて驚きました。

でもやはりNHKの朝ドラおちょやんが一番分かりやすいでしょうか?
非常に気が強いのに、娘を利用する事しか頭にないように見える父親(トータス松本)や、自分の子供を産んで貰える事を理由に若い女の人に走ってしまうパートナーに翻弄されながら自分の道を歩いていく上方女優の浪花千栄子の半生を演じられました。

初めての大阪弁での演技だったようですが、その圧倒的な演技力は、本作の脚本を手がけた八津弘幸氏が「朝ドラの歴史に刻まれるお芝居だったと思います」と語られた事からも分かります。

アンメットある脳外科医の日記の杉咲花

そして、アンメット ある脳外科医の日記の川内ミヤビ役です!

この杉咲花はミヤビちゃんそのものなのではないか!?って錯覚してしまうほどでした。
三瓶先生役の若葉竜也さんもどこから演技なのだろうか、実はそのままなのではないか!?と思ってしまうくらい自然体で。
想えば、このドラマの出演者は皆そんな空気感の中にあったように思います。
ドキュメンタリーを見ているような。

だから、ミヤビちゃんが一生懸命日記を書いている様子も、何があってもたんたんと日常をこなしている様子も、三瓶先生が導入されることで、その日常が挑戦になって行く様子も。
全て受け入れて応援したくなってしまう。いとおしくなってしまう。
自分がその世界にいる気がして、ミヤビちゃんと三瓶先生の為に自分に出来る事は何か?なんて考えてしまう自分に気が付いて笑ってしまったり。

わたしにとってはそんなドラマでした。
でもそう考えさせてしまうドラマを作り出すってすごい事ですよね。

海に眠るダイヤモンドの杉咲花

いよいよ海に眠るダイヤモンドの朝子役です!

この朝子ちゃんは天真爛漫で、周りにその無邪気さを守って貰っていて、ちょっとひねくれた所がある百合子がいじめたくなってもしょうがないかもと思わせるキャラクター。
(ちなみに百合子がいじめていたのはそういう理由ではなかったし、今はその理由もなくなった、もしくは百合子が自分の中でけりを付けたから仲直りしています)

でも朝子は庇護欲を掻き立てる何かがあるのは事実でそのあたりを杉咲花さんが演じて可愛いなと思わせるところが素晴らしい。
それはほとんどすっぴんなのではないかと思わせるようなメイクで臨んでいるからなのかもしれません。
アンメットの時から話題になっているそばかす
女優さんであれば隠したくなるのが普通だと思いますが、それもリアルに朝子になるための小道具にしてしまうあたりが、女優杉咲花足るゆえんでしょうか。

ドラマ 海に眠るダイヤモンド

被るようですが、ここからは杉咲花さんに限らず、ドラマ全体のお話をしようかと思います。

今夜から最終章の幕開けです。
炭鉱を海水に沈めて端島はいったいどうなってしまうのか
何よりも斎藤工さん演じる進平が亡くなった事がつらいですよね。

戦争から生きて帰ってきて、生きた屍のようになっていたところを前の奥さんに出会って回復して、またその元奥さんが亡くなって。
無気力に生きていたところに、少し似たような暗さを背負ったリナに出会い、子供まで設けて幸せの絶頂で死んでしまう。

でも考えてみれば、暗いオーラを出しているようで、リナも進平も非常に生きる事に貪欲なのかもしれない。
一緒になる人はみな死んでしまうと言いつつどうしようもなく引き寄せられて新しい命を生み出したのですから。
そこから、リナが赤ちゃんを抱えて一人で島を出るようになるまでに何があったのか気になります。

それから、なぜ朝子と鉄平は結ばれなかったのか
炭鉱に特化した島である端島がどういう経路をたどるのか

私は個人的に、朝子の現在を演じている宮本信子さんがやはり素晴らしい女優さんだなと思いました。

マルサの女のシリーズを少し見た事があります。
実は私は宮本信子さんのお顔や雰囲気が特に好きではないのに、その演技に引き込まれていしまうんです。
今回のドラマでもそうでした。
もしや認知症のおばあさんなのでは?と思われるような導入だったのに、フェリーに乗って端島へ近づいて行く時のどうしようもなく噴き上げてくるような慟哭を見た時、まだ何の事情も知らないのに胸が引き裂かれそうな思いが流れ込んできました。

回を追うごとに杉咲花さんが演じる朝子と、宮本信子さんが演じる朝子の印象が重なるようになってくる。
お二人とも見事です。

こういった演技を見ると、人ってすごいな、ドラマって楽しいなって思います。

まとめ

まとめるとするなら・・・

杉咲花さんの演技は自然体で役そのものと見まごうほどで、海に眠るダイヤモンドはそんな杉咲花さんを筆頭に素晴らしい俳優陣と素晴らしい映像技術に支えられた作品だという事。

今夜も楽しみです!

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