「平成の毒婦」とも呼ばれた木嶋佳苗。彼女は、複数の男性から総額1億円以上を貢がせ、そのうち3人の男性が不審死を遂げた「首都圏連続不審死事件」の主犯として逮捕・起訴され、死刑判決を受けた。そんな彼女が、収監中に結婚したことをご存じだろうか？
彼女は、裁判中にもかかわらず、文通を通じて知り合った男性と獄中結婚を果たしたのである。
週刊誌『週刊新潮』の編集部デスクA氏との結婚だった。A氏は妻子ある身でありながら木嶋に惹かれ、最終的には離婚までして彼女と入籍したという。
この事実は、ただの「異例な結婚」の枠を超え、多くの人々に「なぜ？」という疑問を抱かせました。
なぜ木嶋佳苗は獄中で結婚できたのか？
一般的に、確定死刑囚は面会や手紙のやり取りに厳しい制限がある。基本的に、接触が許されるのは家族か弁護士のみだ。
しかし、結婚という制度を利用すれば、配偶者として自由に面会し、手紙を交わすことができます。
A氏が木嶋との関係を深めていった背景には、そうした「制度の抜け道」もあったのかもしれない。しかし、それ以上に気になるのは、「なぜ、そこまでして木嶋佳苗と結婚したのか？」という点です。
木嶋は、男性を惹きつける特異な才能を持っていた。
一般的な「美しさ」に頼ることなく、言葉や態度、そして相手の心を読む力によって、彼女は男性にとっての「理想の女性」として映ったのかもしれない。
A氏が彼女の過去を知りながらも惹かれていったのは、彼女の内面にある何かが強く作用した結果なのでしょうか？
獄中婚は「真実の愛」なのか、それとも幻想なのか？
「獄中結婚」という言葉は、一般の人々にとっては理解しがたいものだ。自由のない世界で生きる死刑囚と結婚するというのは、普通の恋愛とはまったく異なる性質を持つ。
人は、極限状態に置かれると、心の支えを求めるようになる。木嶋佳苗も、拘置所という閉ざされた世界の中で、自分の存在価値を確認するために「愛されること」を武器にしたのかもしれない。
そして、A氏もまた、彼女の魅力に囚われることで「特別な関係」に酔いしれたのではないか。
でもその「特別な関係」は妻子ある身でありながら離婚して獄中婚するほどのものなのでしょうか？
そこにあるのは、愛？それとも二人の間に他人には分からない一種の契約があったのか？
これが「男性を支配する」手法なのだとしたら、凡人の私には理解できない、何か魔法のようなものに思えてきます(笑)
木嶋佳苗の「結婚」とは何だったのか？
木嶋佳苗の結婚は、一般的な恋愛や婚姻の概念を揺るがすものだった。
世間の多くは、「どうして彼女のような女性に惹かれる男性がいるのか？」と疑問を抱いた。彼女の外見は、いわゆる「美人」とは程遠く、ダイエットや美容にも無頓着。しかし、彼女は男性たちを魅了し続けた。
それは、彼女が持つ「言葉の力」と「徹底した男心の理解」によるものだった。木嶋は「料理上手」「聞き上手」「家庭的」といった、古典的な「理想の女性像」を巧みに演じ、男性たちの「家庭に癒やしを求める欲望」を刺激したのだ。
また、彼女の結婚相手もまた、彼女の「過去」を知りながらも惹かれていった。多くの人が「獄中結婚」という現象を理解できないかもしれないが、それは単なる愛情だけでなく、ある種の幻想や依存も影響していたのかもしれない。
そうなると魔法ではなく、一種の催眠術でしょうか？
「女の幸せ」とは何か？
木嶋佳苗の生き方を見て、多くの女性は「女の幸せ」とは何なのかを改めて考えさせられるだろう。
社会の一般的な価値観では、「女の幸せ」とは、結婚し、家庭を持ち、愛する人と共に生きることだとされてきた。しかし、それは本当にすべての女性にとっての幸せなのだろうか？
木嶋は、「女の幸せ」という概念を逆手に取り、男性たちを翻弄した。彼女にとっての「幸せ」とは、愛されることではなく、支配することだったのかもしれない。そして、彼女はその手段として「結婚」を利用したとも言える。
一方で、社会に生きる多くの女性は、美しさを追求し、自分を磨き続けることで「幸せ」を掴もうとする。しかし、それは本当に「自分のため」なのか、それとも「社会が押し付けた幸せの形」に囚われているだけなのか。
まとめ
複数の男性から総額1億円以上を貢がせた木嶋香苗死刑囚。
「結婚すれば幸せになれる」「愛されることがすべて」——果たしてそれは、本当なのだろうか？
木嶋佳苗の獄中婚という極限のミステリーは、私たちにそんな問いを投げかけているのかもしれません。
ただ一つ言えることは、結婚は籍を入れたら終わりではありません。
結婚することよりも、継続すること、添い遂げることが何よりも難しい。
木嶋香苗死刑囚が、女の幸せたるものを求めていたかは分かりませんが、私は愛されても自分が愛せなければ本当の幸せは得られないと思っています。
お金を得るための「仕事」として男性に尽くすことや結婚をしたとしたら、ある意味職業婦人であり、今の獄中婚は彼女の「女の幸せ」の追求の結果なのかもしれません。
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