TBS系日曜劇場『アンサンブル』は、「子離れできない親」から逃れようとしている瀬奈と「親から与えられたトラウマ」に苦しむ真戸原の恋愛模様が描かれています。
そして第8話では、松村北斗さん演じる真戸原が抱える心の闇が原因で真戸原と瀬奈の関係に変化がありました。
真戸原の実母・ケイの登場は、彼の過去のトラウマを浮き彫りにし、視聴者に強い印象を残しました。
ケイは、真戸原を幼少期に置き去りにした過去を持ち、彼の幸せを願うどころか、突如として「MATO庵」に現れるなど、その目的も不透明なままです。
一方で、真戸原自身も過去の経験から「分離不安症」を抱え、自ら幸せになることを拒むような姿が描かれています。
ケイがなぜ子供の幸せを願えないの?
真戸原はなぜ幸せになろうとしないの?
この2点が気になったので深掘っていきます!
ぜひ一緒に見ていってくださいね!
真戸原母ケイはなぜ子供の幸せを邪魔するの?

出典:アンサンブル
物語の中で、ケイは長らく行方をくらませていましたが、突如として真戸原の育ての親である和夫(光石研さん)と有紀(八木亜希子さん)の営む「MATO庵」の前に姿を現します。この登場により、真戸原の心の傷が再び刺激され、彼の精神的な不安定さが浮き彫りとなります。
ケイが子供の幸せを願えない理由として、以下のような可能性が考えられます。
1. ケイ自身が満たされていない
親が自らの人生に満足していない場合、子供の幸せを心から願えないことがあります。もしケイが自身の人生に不満を抱え、心の余裕を持てない状態であったなら、優に対して愛情を十分に注ぐことができなかった可能性があります。
2. 嫉妬や依存の感情
子供が幸せそうにしている姿を見ると、親自身が満たされていない分、それを許せないと感じる場合があります。「自分はこんなに苦しんでいるのに、なぜ子供だけ幸せでいられるのか」といった感情が芽生え、結果として無意識に子供の幸せを妨げるような言動をとってしまうこともあるのです。
3. 過去のトラウマや自己嫌悪
ケイが真戸原を置き去りにした理由は明らかにされていませんが、その背景には彼女自身の過去の傷や苦しみが関係しているかもしれません。自分自身の人生を受け入れられないまま、子供を愛することができなくなった可能性も考えられます。
私たちは、どんな親でも子供の幸せを願うものだと思っています。
でも、残念なことに子供の幸せを願えない親というのは存在するのだそうです。
ケイは陶芸家のようなので、自分の思う作品が作れないとか、他の人に認められないといったストレスを抱えているのかもしれません。
親というのは、子供を自分の所有物や、分身のように考えていしまう傾向があります。
ケイはその傾向が強く「自分の人生が上手くいかず幸せではないのに、分身の優が幸せになっていいわけがない」もしくは「自分の人生をめちゃくちゃにした優が自分を差し置いて幸せになるのは許せない」という思考回路なのかもしれません。

それは完全に子供の発想ですね!
子供の幸せを願えない親は、いつまでも大人になれない人なのかもしれません。
真戸原はなぜ幸せになろうとしないのか?

出典:アンサンブル
真戸原は「分離不安症」を抱えており、人との距離をうまく取ることができません。
友達以上の感情を持てない相手を、振り切れずに引きずってしまったり、異性として惹かれているのを自覚しながら、自分のもとから離れていく辛さを思って上手く近づけなかったり・・・。
いい加減うじうじするなよ!って思ってしまう人もいるかもしれません。
でも、彼の行動には理由があり、以下のようなことが考えられます。
1. 幼少期の置き去りが生んだ「愛されない恐怖」
幼い頃に母親に捨てられた経験は、真戸原の心に深い傷を残しました。
子供は親から無条件に愛されることで自己肯定感を育んでいきますが、真戸原はそれを感じられずに育ちました。
そのため、「自分は愛される存在ではない」と思い込み、幸せになることを拒絶するようになったのではないでしょうか。
2. 幸せになることへの罪悪感
人は、自分が不幸であることに慣れてしまうと、幸せを手に入れることに対して無意識のうちに恐れを抱くことがあります。
特に、幼少期の環境が厳しく、親からの愛情を感じられなかった場合、「自分が幸せになってはいけない」と思い込むことがあります。
真戸原もまた、「幸せになる資格がない」と感じているのかもしれません。
3. 母親との関係が未解決のまま
真戸原にとって、ケイの存在は「過去の傷」と直結しています。
そのため、母親との関係が整理されない限り、彼の心の中にある「幸せになってはいけない」という感情は拭えないでしょう。
今後の展開と真戸原の成長
ドラマ『アンサンブル』では、ケイの再登場によって、真戸原の過去と向き合う時間が訪れています。彼は母親と再会することで、自分の傷と向き合い、乗り越えようとするのでしょうか。
また、育ての親である和夫や有紀、小鳥遊翠(板谷由夏さん)といった周囲の人々が、真戸原の心を支えていくことができるのかも今後の展開の見どころです。

今回ケイが邪魔をしに現れたのは良い機会なのかも!
母親に与えられたトラウマ、自分の幸せを選択できるようになることを切に望みます!
まとめ

出典:アンサンブル
『アンサンブル』において、真戸原の実母・ケイの登場は物語に新たな波紋を広げました。
ケイが子供の幸せを願えない理由には、親自身の心の問題や過去のトラウマが関係している可能性があります。
一方、真戸原もまた「分離不安症」によって幸せになることを拒んでしまう傾向が見られます。
しかし、この物語が単なる悲劇で終わるわけではないでしょう。
真戸原が過去と向き合い、自らの手で幸せを掴み取ることができるのか、今後の展開に注目が集まります。

真戸原はトラウマを克服して、自分の幸せのために行動できるようになって欲しい!
そして、瀬奈も突然目の前から消えてしまった真戸原を理解して許してあげて欲しい!
そして過干渉の母親を振り切って2人で幸せになって欲しい!
と思いませんか?
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