window.dataLayer = window.dataLayer || []; function gtag(){dataLayer.push(arguments);} gtag('js', new Date()); gtag('config', 'G-Y20RZ9SNSK'); 対岸の家事~ママ友の子供を預かって対価をもらえる?肩代わり制度って? | souaoママの独り言

対岸の家事~ママ友の子供を預かって対価をもらえる?肩代わり制度って?

ドラマ

最近放送されたドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』では、専業主婦の詩穂(多部未華子)がママ友の礼子(江口のりこ)から頼まれて、彼女の娘・星夏を預かる場面が描かれています。このエピソードは、育児をする中で避けて通れない問題→子どもの病気、それにより加わる負担を浮き彫りにしています。
今回の【対岸の家事】では「他人の子供を預かること」その「対価」、新制度としての「肩代わり」
といった問題を考えていきます。

ともママ
ともママ

私は他の子を預かった経験はないのですが、もしもそういったシチュエーションになったらいろんな問題が出てきそうで避けてしまうかも。
ましてや、「対価」を求めるとなれば・・・

他人の子どもを預かることへの葛藤

出典:「対岸の家事」第3話

詩穂は、礼子から「星夏を預かってほしい」と頼まれます。初めは「助け合いの精神」で引き受け、ママ友同士で支え合うことに喜びを感じます。しかし、子どもを預かるということは、想像以上の労力がかかります。

詩穂は、礼子の大変さが分かるから、一時であれば子どもを預かること自体は良い。でも対価を(お金)貰って仕事になることに対する葛藤を感じます。
礼子は、詩穂のパパ友の中谷(ディーンフジオカ)に「対価もなしに自分の子供を預けて自分のキャリアを築くのはどうなのか?」と言われ考えます。一週間預かってもらうことを詩穂にお願いする時に、現金を渡します。
詩穂は対価を貰って仕事にすると、自分の専業主婦としての家事の仕事がおろそかになってしまう、それによって自分たち家族の生活が立ち行かなくなることを恐れ、対価を受け取ることを拒否します。

ともママ
ともママ

皆さんはどう考えますか?私は自分に余裕があるなら、対価を貰って専業主婦のアルバイトとして割り切るのも一つの手だと思います。
ただ現実問題、お友達とビジネス関係になるのは、よっぽどきっちりとした取り決めのもとに行わないとトラブルのもとになるでしょうね。

病気がもたらす現実的な負担

出典:「対岸の家事」第3話

詩穂が星夏を預かるシーンは、実際の育児で多くのママたちが経験する「子どもの病気」という現実を反映しています。子どもが病気になったとき、その看病やケアに多くの時間とエネルギーを要することになります。特に病気が長引くと、家事や他の子どもの世話、さらには仕事に影響を与えることになります。

詩穂は、星夏が体調を崩し、家事をこなしながら他人の子どもを看病するという負担がどれだけ大きいかを痛感します。子どもを預かるということは、単なる「お手伝い」ではなく、一つの命を預かるということであり、心身共に疲れる作業であるということが浮き彫りになる瞬間です。

休みを取ることへの抵抗と社会的なプレッシャー

出典:「対岸の家事」第3話

また、育児と家事の負担を他の人に頼むことに対する抵抗感もあります。現代社会では、特に女性が育児の負担を一手に引き受けがちな傾向がありますが、休むことに対しては依然として罪悪感を感じることが多いのが現実です。

実際、育児休暇や子どもの看護休暇を利用する権利はあるものの「休むのは申し訳ない」「休んでいることが恥ずかしい」と感じる人も少なくありません。
このような社会的なプレッシャーが、ママたちが育児と仕事のバランスを取る上での大きな壁となります。

ともママ
ともママ

詩穂のパパ友の中谷が「専業主婦は贅沢だ」などと言いますが、ほぼワンオペで仕事をするのは大変です。どんなに制度が充実しても使う方も使う人の周りの人間の正しい理解が無ければ心理的に大きな負担になりますよね!

肩代わり制度と対価

出典:「対岸の家事」第3話

礼子の会社には、肩代わり制度があります。
肩代わり制度とは、家族のために仕事を休んだり、早退をする人の仕事を代わりにして負担がかかっている人に対して特別手当を会社が出す制度です。

実はネットで調べても肩代わり制度で調べても出てきません。ただ、厚生労働省が「育休中等業務代替支援コース」を新設したという事業者向けのリーフレットはありました。そこでは、育休や、育児のための時短コース等を利用している労働者の代替業務をした周りの労働者に手当を支給した場合に補助金の対象となることが書かれていました。

その手当があるおかげで、礼子は自分の業務をカバーしてもらうことになる同僚に一人目のおたふくかぜの時は、快く休みの間のフォローを引き受けてもらえました。

でも、兄妹がいるとうつるんです、これが。そして2週間休まないといけないのは、休む方も休まれる方もキツイんです。ワンオペで子育てしながら、仕事をするのは本当に精神的にも体力的にも限界を感じます

詩穂はその「肩代わり」という言葉に引っかかりを感じます。借金の肩代わりというようなマイナスのイメージがあるからと。
詩穂は、そういったやさしさも、理解もあります。でも自分の限界も知っていて、対価をもらってこれからも子どもを預かることは拒否します。
これは、もしも詩穂が自分の生活を乱されることなく、仕事と割り切って対価を貰って子どもを預かることができるのであれば、それはそれで良かったのではないかと思います。

もともと人は集団で子どもを育てるようにできているそうです。だから、核家族やワンオペで子どもを育てると、どこか歪みが出てきて当然なのです。

だから、きちんとした取り決めができるのであれば、お互いの子どもを預かりあうというのはありだと思っています。ただ、詩穂と礼子の場合は、詩穂が一方的に預かることになってしまうのでその点は考えどころですね。

結論

出典:「対岸の家事」第3話

今回の『対岸の家事』は「肩代わり」「対価」といった言葉を通して、子育てをしながら働くことのきびしさ、それをフォローする周り人はどうアプローチするのかといった問題を考えさせられました。
詩穂と礼子の関係を通じて、他人の子どもを預かることへの葛藤や、子どもの病気がもたらす現実的な負担などについて、視聴者に深い考察を促します。

国が労働力の低下を危惧して、子育て中のママを働かせたいのであれば、もっと預かってくれる保育園や、病児保育の施設を充実してくれたほうが良いのでは?と思ってしまいます。
いろいろな制度を作ったところで、形ばかりで育児中の方の周囲が実際は迷惑を被っている、もしくは被っていると感じていれば、その制度を積極的に使うことは出来ないのです。

このままでは、礼子みたいに「たくさん休まないといけないくらいなら、復帰しなかった方が良かったのかもしれない」と思うママさんはなくなりません。

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