映画「ミステリと言う勿れ」の久能整の名言3選

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映画「ミステリと言う勿れ」は2023年9月15日公開の作品で、原作では広島編と言われているお話です。
この作品の原作漫画は夢中になって読みました。
ドラマは小学生の息子も気に入って見ており、今回の映画は公開の時には見ていませんが、Netflixで見て映画である必要があるかはともかく、安定の面白さだと思いました

ミステリと言う勿れはとにかく整くんのしゃべりが面白くて、映画で一度見ただけでは物足りないかと思うので、名言をもう一度目で確かめていただこうと思いまとめてみました。

子どもは 乾く前のセメントみたい 落としたものの形がそのまま跡になって残る

この広島編は狩集塩路(原菜乃華)が、整くんを狩集家の遺産騒動に巻き込むお話です。
整くんは塩路ちゃんの心にある傷跡に気づいており、そのことを塩路ちゃん自信にも気づいてもらいたくて言った名言です。
塩路ちゃんの心に残された形が少しでも元どおりになって欲しいという、整くんのやさしさが垣間見られるシーン。
人は自分の弱さや傷を自覚することで、元どおりに近くなれる、時には傷つけられる前より強い自分になれるのではないか。
そのことを切に望んでやまない言葉となりました。

下手に見えたという事はそれだけ目が肥えたという事 下手に見える時が伸びしろ

この言葉は塩路ちゃんが好きな絵を辞めてしまった理由を聞いた時に整くんがかけた言葉です。
これは身に沁みます。
好きなことを夢中でやって、ある時ふと周りが気になってしまう瞬間がある。
その時に周りの人が断然自分よりも出来ている気がして、自分の才能のなさに打ちのめされてしまう
そんな経験された方も多いのではないでしょうか?
でもそれは、自分の技術が向上して目が肥えたから。だから今が伸びしろなのだと。
なるほど!そうなのかもしれない!と納得させられてしまいました。

“女の幸せ”とかにだまされちゃダメ

言われてみれば“女の幸せ”ってなんでしょう。
たいていそれは「家庭に入って夫に養ってもらいながら子を育てること」を指していますよね。

わたしは、女性でないと味わえない幸せというものはあって、子を産む事は女性にしか経験出来ないことなのでそれにあたると思っています。
結婚して、子供を授かって、家族を造つくるのは確かに幸せなのだけど、それと”夫に養ってもらうこと”は決して同等ではない

夫に養ってもらう事に幸せを感じる女性もいれば、そのことを窮屈に感じる女性もいるでしょう。
この言葉は女性だから体験できる幸せと、自分の伴侶を閉じ込めておきたい男性の願望をまぜっかえして男性に都合よくまとめちゃった言葉ですね。

今時の女性は必ずしもこの言葉に縛られないかもしれませんが、旧家であったり伝統を重んじる家であればまだまだこの言葉に縛られているのかもしれません。

でもキャリアウーマンと呼ばれる職業人であっても、ある時自分が歩んできた道は正しかったのだろうかと立ち止まって考えてしまうこともあると聞きます。
この言葉の呪いは思っている以上に根深いのでしょう。

まとめ

整くんの名言はたーくさんあります。
全てを網羅するのは無理なので、今回の映画で最も印象に残ったのを3つだけあげました。

整くんのような人がもしも近くにいたらどうなんだろうってよく考えます。
「ああ、また始まった」って思いながら、結構楽しんで聞いてるのかな。
原作はまだ終わっていないのでまだまだ楽しめそうです。

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